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純粋な自然、世界遺産とはこの事!ビャウォヴィエジャの森

世界はまだまだ広いもの。

 

「交通手段の発展によって、世界は狭くなった」

 

なんてのは、とんでもないウソまっぴら! 

 

むしろ狭くなったと感じるからこそ、世界の広さを実感できる場所に、人は行ってみるべきです。

 

世界遺産の急増によって、当の本人たちであるユネスコも、世界遺産の“価値”について議論するようになってきています。 

 

到底、世界遺産には値しないような場所が、登録されている。

 

これは残念ながら観光業の責任もあると観光コンサルタントである私自身感じています。 

 

世界遺産の誘致材料化」 WTO世界観光機関もこれに疑問を抱えています。

 

そんな世界遺産ですが、この制度が始まって最初の頃は、そんな政治的なことは無しに、純粋にこの地球の素晴らしさを後世に残すべきとした地が登録されていきました。 

 

今日はその一つである、純粋な自然美の世界遺産をご紹介します。

 

ビャウォヴィエジャの森/Bialowieza Forest』 

 

ビャウォヴィエジャの森

 

 

ポーランドとベラルーシの国境にまたがる原生林、Bialowieza Forest。

 

ヨーロッパに残された最後で唯一の原生林とも称されています。 

 

ユネスコの世界自然遺産に登録されたのはポーランド側が1979年のこと。  

 

追加でベラルーシ側が1992年に登録されました。 

 

野生種は絶滅してしまい、動物園での人工繁殖によって、再び森でその姿が見られるようになった貴重なヨーロッパバイソンの生息地です。 

 

ビャウォヴィエジャの森 水源

 

 

森林内に位置するポーランドの村であるBialowiezaが名前の由来となっています。  

 

ポーランド語でのBialowieza Forestは、「ビャウォヴィェジャ」。  

ポーランド政府観光局の日本語サイトでは「ビャウォヴィエジャ」。  

ベラルーシ語の発音をカタカナで表すと「ビラヴィェーシュスカヤ」。 

 

なかなか難しい発音で、厳密に日本語的な発音で名称を表記しようとすると大変です。

 

今回は、ポーランド政府観光局による「ビャウォヴィエジャ」を採用しました。

 

残されている記述だけでも、14世紀には数少ない人が森に入り狩猟をした程度とあるこの森。 

 

もちろん川もあればそれを渡る橋もありませんので、そうそう人が入ることはなかったのでしょう。 

 

15世紀に入り、当時のポーランド王 Wladyslaw II Jagielloと君主らの狩猟地として、原生林が守られてきました。 

 

結果的にそれが開発を遠ざけ、長い年月保護され続けてきたキッカケにもなっているのです。 

 

しかし一方では、狩猟の対象となった動物たち。 

 

そして密漁の横行もあり、数を減らし続け、何種かの動物たちは姿を消してしまいました。

 

その一つにヨーロッパバイソンがあげられるのです。 

 

ビャウォヴィエジャの森 ヨーロッパバイソン

 

 

以前はヨーロッパ西部からロシアまで流れるレナ川まで分布していました。 

 

メスと幼獣は小規模な群れで生活しているのですが、オスは基本的には単独。  

 

そのため他の個体に襲われる可能性が低いとして、猟の対象として狙われやすかったのです。 

 

食用として、家畜の交雑などもあり、20世紀までにはビャウォヴィエジャの森と、カフカース山脈を除いて絶滅してしまいました。  

 

1919年にビャウォヴィエジャで。 

1925年にカフカースで、確認されていたすべての個体が絶えてしまったのです。 

 

ところが、ロシア皇帝による各地の動物園に送られていた個体が残されていて、人の手によって繁殖された個体が徐々に森に戻されていきました。 

 

現在は世界に約4000頭。 

 

そのうち25%がポーランド内に生息しています。 

 

そのため、多くがが生息するビャウォヴィエジャの森では、ヨーロッパバイソンがシンボル的な存在になっています。 

 

この森で採れるバイソングラスを漬け込んだウォッカ「ズブロッカ」にはヨーロッパバイソンがラベルに描かれ、この地の伝統的なお酒として世界中に広まっています。  

 

日本にも来ているみたいですよ。 


 

話を戻しましょう。 

 

ヨーロッパバイソンが戻ってきたビャウォヴィエジャの森。 

 

1979年、先にポーランド側がユネスコの世界遺産・自然遺産として登録されました。  

 

1991年に、ロシア、ウクライナ、ベラルーシの首脳らによる独立国家共同体創設に関する協定「ベラルーシ合意」が結ばれ、3国間の同盟が決定。 

 

その後、1992年にベラルーシ側が自然遺産に登録されました。 

 

先にも書きましたが、小さな村があり、人の生活もあります。 最低限の宿泊施設もマーケットも、ガソリンスタンドもあります。 

 

日本からの場合、ベラルーシからもポーランドからも入ることができます。 

 

ポーランドで一番大きな空港、Warsaw Chopin 空港から220kmありますが、もちろんフライトの選択肢もあるので、おそらく一番いい入口なのではないでしょうか?  

 

空港からは車、バス、電車と、実はアクセスは豊富。 車の場合、キャンパーを選ぶと宿泊も可能になるので、現地Webサイトでは一番のお勧めとして紹介してあります。 

 

歴史博物館に村の木製の家々も見ものです。 

 

ここを拠点に、森に入っていくわけですが、基本的には歩きか自転車。

 

ビャウォヴィエジャの森 木元

 

 

トレッキングルートはいくつかありますが、3時間程度のものであれば、森歩き初心者の人でも安心して歩けると思います。

 

それでも心配な場合は、ガイドもあるので迷わずに利用することをお勧めします。 

 

言葉が大丈夫であれば、詳しい充実した解説を聞きながら、森の貴重なお話しを聞けますね。 

 

森の中では・・・ 

 

鳥の声 

野生動物の息遣い 

水の滴る音 

 

自然の音のみの世界が広がっています。 

 

そして・・・  

 

維管束植物1000種類以上 

菌類(カビやキノコ類)3500種類以上 

コケ類1600種類以上 

動物12000種以上 (95%が無脊椎動物・30種の魚・12種の両生類・7種の爬虫類・約250種の鳥・58種の哺乳類) 

 

確認されているだけでもこれだけの数です。  

 

もしかしたら、まだ見つかっていない生物が潜んでいるかもしれませんね! 


 

ただし! 

 

原生林 どこへ行くも人の自由。 

 

日本の様に木道整備がしてあるわけでもなければ、道標もありません。 

 

つまり簡単に、あっという間に迷い込んでしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。 

 

また保護区に指定されている範囲では、一歩でも足を踏み入れれば犯罪者! 

 

日本みたいに甘くはありません。

 

「あーそーでしたか、知りませんでした」 

 

では済まず、日本に帰るのは難しくなるので、しっかりと下調べと準備が必要です。      

 

 

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