神話も影響!良風?悪風?三大局地風

日本一を探す旅。



前回から、地形がもたらす「三大○○」を探しています。



海に山に渓谷に洞窟。



様々な地形がそろっているのが日本の特徴でもあります。



今日紹介するのは「風」。



『日本三大局地風 - 清川だし・広戸風・やまじ風』



Desktop373.jpg




地方風・局地風・局所風・・・



様々な呼び名がありますが、特定の地域に限って吹く風の事を指します。



そんな風が独特な風土や気候を生み出して、地域の生活の一部として根付いています。



とはいえ、恵みの雨をもたらすこともあれば、人間にとっては脅威となる風、農業などに重大な影響を及ぼすこともあります。



そのため、中には神話や伝承に関連した名前も多く、地域独特の文化的な一面を見ることもできます。





清川だし(きよかわだし)



山形県東田川郡庄内町清川付近に吹く夏の風です。



出羽山地を最上川が流れ、奥羽山脈から吹く南東の風が庄内平野に吹き抜ける通り道となっているのです。



古くから、農作物の生育に大きな影響を与えるため、悪風としてのイメージの方が強くあります。



ところが一定した強風が吹く事を活かし、最近では風力発電が盛んになり、風車がいくつも建設され地域に良い影響をもたらすものにもなっています。





広戸風(ひろとかぜ)



岡山県北東部の津山盆地でよく吹く、北よりの局地風です。



旧勝北町との合併前に存在した「広戸村」に由来して広戸風と呼ばれています。



那岐山山系を越えて南麓に吹き降ろすことで、「風枕」という雲が山越えをする風景を見ることもできます。



この発生によって、広戸風が吹く目安とされてきたのです。



ところが2004年の台風23号発生時には、奈義町で最大瞬間風速51.8m/sを記録。



山林の大規模な倒木や家屋に大きな被害を出したこともあります。



この地域の集落では、北側に「戸背(コセまたはコゼ)」と呼ばれる防風林を植えて広戸風に備えている家屋が多数見られます。





やまじ風(やまじかぜ)



愛媛県東部の四国中央市一帯や新居浜市、西条市でみられる春や秋に多い南よりの強風です。



低気圧の中心が日本海を通過する際に、四国山地に南から吹き付けた強風が、石鎚山系と剣山系の間の鞍部に収束して、その北側の急斜面を一気に吹き降りるのです。



なので、台風がこの付近を通過する際には、台風の規模以上の風が強く吹きます。



コンクリートの電柱をなぎ倒す事もあるほど。



この風を名前にした「やまじ風公園」があり、そこには「風のホルン」というモニュメントが建てられています。



やまじ風程の強風が吹いた際には、自然が奏でるメロディが流れるのです。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Blog
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アフィリエイト・SEO対策